君に恋した冬
第8章 乱れる関係
あれからお互いの家に帰り大智と別れ
アキラに迎えに来てもらい
そのままいつもの様にコンビニでご飯やジュースを買って
アキラの家に着いた
由梨はなんとなく元気が出なかった
あれだけアキラにキスマークの事で文句を言ってやろうと
強く意気込んでいたのに、
大智と付き合うことになって
いざアキラを目の前にすると
どことなく後ろめたいような
良く解らない気持ちに心が乱される
『…』
「…」
元々口数が少ない2人だが、いつにも増して少なかった
不意にガタッと勢いよくアキラが机に手をつき
由梨の首をそっと撫でる
「お前…これ、どうした?」
そこは先程大智に強く引っかかれ時間があいて
さらに赤みを増して腫れていた
『えっと…なんでも「ないわけねぇだろ!」
アキラは目に見えて怒っていた
『ごめんなさ…』
「何があった?ちゃんと説明しろ」
完全に怒っている。でもそれは由梨にではなく
この傷をつけた張本人に対してのものだった。
しかし動揺している由梨にはそれも解らず
ただただ小さく震えながら
先程までのいきさつを話し始める
『実は…』
その間、アキラは表情一つ変えずに
ただ由梨の首の傷をじっと見つめていた
アキラに迎えに来てもらい
そのままいつもの様にコンビニでご飯やジュースを買って
アキラの家に着いた
由梨はなんとなく元気が出なかった
あれだけアキラにキスマークの事で文句を言ってやろうと
強く意気込んでいたのに、
大智と付き合うことになって
いざアキラを目の前にすると
どことなく後ろめたいような
良く解らない気持ちに心が乱される
『…』
「…」
元々口数が少ない2人だが、いつにも増して少なかった
不意にガタッと勢いよくアキラが机に手をつき
由梨の首をそっと撫でる
「お前…これ、どうした?」
そこは先程大智に強く引っかかれ時間があいて
さらに赤みを増して腫れていた
『えっと…なんでも「ないわけねぇだろ!」
アキラは目に見えて怒っていた
『ごめんなさ…』
「何があった?ちゃんと説明しろ」
完全に怒っている。でもそれは由梨にではなく
この傷をつけた張本人に対してのものだった。
しかし動揺している由梨にはそれも解らず
ただただ小さく震えながら
先程までのいきさつを話し始める
『実は…』
その間、アキラは表情一つ変えずに
ただ由梨の首の傷をじっと見つめていた