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君に恋した冬

第15章 交差する思い









ざぁっ…と冷たい風が由梨の火照った頬をくすぐる




街頭の逆光で、恭介の顔がぼんやりと浮かんで見える



息をするのも忘れて、恭介の熱く揺れる目を見る





そして、しばらくの沈黙のあと


恭介はよく通る声ではっきりと告げた









「俺、あんたが好きだ」












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