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君に恋した冬

第2章 受験に向けて




『嘘、なんか…ついてない』



目を合わせられなくて

横を向いていると


「俺、由梨のそーゆーとこ

昔からすげーイライラする」




信じられないくらい

冷たい声でそう言われた瞬間



両腕を大智の片手で捕まれ
顔をぐいっと前に向かされた




今まで、見たことの無い
男の顔をした大智がそこにいた





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