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君に恋した冬

第2章 受験に向けて





「ね、答えて由梨。

最近、なんで俺のこと避けてた?」



すっかりお見通しだったようで、
この2日、わざと会わないように登校して

学校でも目を合わせなかった

忘れられなくなるのが怖くて
少しでも距離をとっていたかった



『避けてなんかないよ…』


小さい声で嘘をつく


「気付いてないとでも思ってた?

そんな嘘で俺が納得すると思う?」



押し倒され、捕まれている両腕が
更にギュッと握られる



手首が熱い…



ううん、体全部


熱すぎて、死んじゃいそう




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