テキストサイズ

君に恋した冬

第22章 君に恋した冬









晄…大好き……



幸せ…




そんな事を考えながらそっと目を閉じようとした時



アキラがボソッと何かを呟いた





その言葉にビックリして思わず目をぱちくりさせてアキラを見ると



アキラは意地悪そうに笑って
チュッと由梨に口付けた



その瞬間、式場に居た者たちの拍手と鐘の音が辺りを包んだ




由梨は目に涙を浮かべて、アキラにそっと寄り添ってその胸に顔をうずめた



アキラは

「せっかくの化粧が台無しになるぞ」


と優しく笑って、由梨の背中にそっと腕を回した



私も…私もだよ…晄…



あなたに出逢えて


あなたに恋をして…


あなたに愛してもらえて…



本当に幸せだよ…




ストーリーメニュー

TOPTOPへ