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さよならから始まる恋物語【Love story】~雪の女王~

第3章 SideⅢ(沙絢)~Merry go round~

「すっごく愉しかった。やっぱり、光樹さんも乗れば良かったのに」
 光樹が肩を竦めた。
「いや、乗らなくて良かったよ。見てたら、乗り物が真っ逆さまになるところがあっただろう。あれを見ているだけで、もう心臓が止まりそうだったからな」
「そうかな、私は特にあそこで興奮したけど」
「危ないヤツだな。スリルのある遊びが好きなのか? スピード狂なのかもしれないぞ」

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