さよならから始まる恋物語【Love story】~雪の女王~
第5章 SideⅤ(光樹)~誤解~
それがまた、光樹と彼女が付き合い始めて三ヶ月めのことだったと聞かされ、彼は少なからず衝撃を受けた。その頃、少なくも見かけは―彼女は光樹との交際(セックスも含めて)に至極満足しているように見えた。が、その裏では他の男ともよろしくやっていたとは。
彼女は泣いて、その幼なじみとは別れると謝ってきたけれど、光樹の彼女と別れる意思は変わらなかった。どうせ彼女とは長続きしないのは判っていたから、これが潮時にも思えた。
彼女は泣いて、その幼なじみとは別れると謝ってきたけれど、光樹の彼女と別れる意思は変わらなかった。どうせ彼女とは長続きしないのは判っていたから、これが潮時にも思えた。