さよならから始まる恋物語【Love story】~雪の女王~
第5章 SideⅤ(光樹)~誤解~
性格はさばさばとしていて、言いたいことははっきりと言う。光樹としては嫌いなタイプではなかった。でも、一人の男と女として生涯付き合ってゆく相手ではないなと漠然と考えていたのは確かだ。
そんなある時、彼女の浮気が露見した。いや、今となっては浮気だったのか本気だったのかは判らない。彼女には自分以外にも男がいたのだ。むろん、アフターのように金のために寝る男ではない。北海道出身だという彼女と同郷の幼なじみで、ふとしたことからこの街で再会し、付き合っていたというのだ。
そんなある時、彼女の浮気が露見した。いや、今となっては浮気だったのか本気だったのかは判らない。彼女には自分以外にも男がいたのだ。むろん、アフターのように金のために寝る男ではない。北海道出身だという彼女と同郷の幼なじみで、ふとしたことからこの街で再会し、付き合っていたというのだ。