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さよならから始まる恋物語【Love story】~雪の女王~

第6章 SideⅥ(沙絢)~恋人たちの聖夜~

 光樹が素っ頓狂な声を上げたのがおかしくて、沙絢がクスリと笑みを零す。二人は顔を見合わせ笑い出す。小さな花屋に笑いが弾けた。
 それからまた次々と客が来始めたので、光樹は邪魔になってはいけないからと帰っていった。
 その間際、彼がスと近寄ってきて低声で耳打ちした。

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