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さよならから始まる恋物語【Love story】~雪の女王~

第1章 SideⅠ(光樹(みつき))~あたし、明日、死ぬんだ~

「たかだか婆さん一人を騙すことに生命張るなんて、くだらねぇ。もっと別の生命の張り方があるだろう」
「貴様、自分が何を言ってるのか自覚はあるのか?」
 靖の凄みのある声に、光樹は小馬鹿にしたように鼻を鳴らした。
「もうお前らのようなカスに付き合うのはたくさんだ」

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