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BL短編

第7章 罰当たりな二人

右手の指が一点に触れた時、大勢が崩れそうなほど、航太の腰が動く。

「あっ、あ、いっ、そこなんか違っ、から!触んなっ、あっいっいあっ!」

どうやらここが感じるらしい。

「あっ、いっ、たつ、たつあ、ひゃあ、やめ、っあ、あ、ああっも、いくっ...!」
少しだけ左手を抜き、親指を開くように伸ばしスジを弄る。腸内部の感じる所を執拗に責め立ててやれば、内壁までビクビクと動いて。

「あ、ひ、やっ、んっ、あああああっ!」

はあ、はあ、と肩で息をしながら、手を地面につく航太に話しかける。
「イケた?」

暗くて出したか出してないかは聞いてみないとわからない。

「イケたっす...いやマジ竜彦さんの言う通りだったっすわ...男に触られるほうが超気持ちいっす...!」

携帯で時間を見てみれば、年が変わるまであと15分。
航太の前を整えてやり、体を抱き起こす。

「年明けるまでに、うちの家になら行けるけどどうする?もうしばらく体験入学続けてみる?」


何か考えているように、うーんと低い声がし、止む。

「おしっ!行くっす。」
「後悔するなよー?」

言いながら、パキパキと鳴る小枝をかき分け、神社から遠ざかって行く。


「俺ハマりそうっすこれ!やべえ!」
「オンナ役は特にハマると抜け出せないからな?」

そんな注意をしたけれど、俺はこいつをこっちの世界に引き込む気満々だ。

もう一度神社に行ったらその時は、俺のちんこ無しじゃ生きられない体にしてください。とでもお願いしてみようか。



End.

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