ねぇ、俺らにどうされたい?
第25章 NK×おたおめれーしょん!
「卒業したら、どうすんの?」
唐突に、
前触れもなく、先生は、そう言った。
どうするって、、、
「分かんない。」
「大学行くんでしょ?」
一応。
やりたいことは、ある。
「先生は?転勤するの?」
「わかんねぇけど、するかも。
しないかも?(笑)」
どっちにしろ、もう学校では会えなくなるから、って、
寂しいよ。
「これからも、家来て、祝ってよ。」
突然の言葉に、驚いて、顔を上げると
「え?あ、伝わんなかった?一応、プロポーズだったんだけど。」
クスッて笑いながら、
「寂しかったら、毎日家来ればいいよ。」
もう、、泣きそう…。
てか、泣く。
「泣くなよ、おいで。」
広げられた両手の中に、素直に飛び込む。
「いいの?ずっと引っ付いてるよ?」
「いーよ。俺も唯のこと、離す気ないよ?」
「離さないで。」
背中に回した手に、少し力を入れて、
「ハッピー、バースデイ。」
と、つぶやいた。