
ねぇ、俺らにどうされたい?
第5章 NK×ゲーセンデート
と、いうわけで、近くのゲーセン到着。
「ユーフォーキャッチャー、しよ?」
ゲーム好きの和には、たまらないらしく、
目ぇキラキラさせてる。
「マキ、なに欲し?」
「あれ!あのクマのやつ!!」
“任せろ”なんて言って、楽々取っちゃう君は、
ほんっとにカッコいいね。
「ほい。」
おっきいぬいぐるみをなんでもないように投げて、素っ気なく言う。
「ツンデレ?」
「デレてないわ。」
「あははっ(笑)」
次、行こーよ。
さりげなく手を取って指を絡められたら、
誰でもドキってしちゃう気がする。
「マキしないの?」
「金欠の恐れがありますので。」
「てか、俺も人んこと言えないな。」
「じゃあ、せーので残金言おーよ。
せーのっ。」
『280円。』
「ワオッ!?超偶然!!」
「じゃあ、合わせて560円。」
「まだ、今月あと半月もあるのにね(笑)」
「どうすっかな~。」
なんて、話してると、
「あれ?ニノじゃん。」
誰かに声をかけられた。
