ねぇ、俺らにどうされたい?
第5章 NK×ゲーセンデート
「あ、大野サンじゃないですか。」
大野サン、って、3年のあの大野智!
超イケメンで有名な、あの!?
イメージと違ってフワフワしてて、
ちょっとびっくり。
「この子ニノの彼女?」
「アゲませんよ。」
「ねぇ、名前なんて言うの~?」
「高野マキです。」
「マキちゃんかぁ。可愛いねぇ。」
ふにゃってした笑顔につられて私も笑った。
「あ、じゃ友達待たせてるから。またねマキちゃん♪」
行ってしまった。
「もう、帰ろ。」
いつもの家へのルートを辿り始めた。
…ん?。
…んん?
…んんん?
和さん、怒ってる?
「ねぇ、怒ってる?」
「別に。」
はい、怒ってる~。
「ごめんなさい。」
「アナタ何したか分かる?」
「…分かんない」
「はぁ、もう…あんな笑顔見せたら、男はみんな堕ちるんですから、もうオレの前以外笑わないで。」
なにそれ、
言われたこっちが照れるんですが…
「…分かりました。//」
「ふふっ、イイコです。」
って軽くほっぺたにキスをされた。
「また、どっか行こうか?」
「いいデスよ。マキと居れたらどこでも。」
ニヤけ始めるのを隠すために、
和に貰ったくまのぬいぐるみを抱きしめ直した。
FIN