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ねぇ、俺らにどうされたい?

第3章 NK×雷

「てか、勉強してるの?」

超キレイな勉強机を見て、嫌味っぽく言った。

「意外としてますよ。意外と。」

「じゃ、勉強教えて。」

てか、相変わらず、ゲーム多いな。

とても受験生とは思えない(笑)


「咲ってさ、数学苦手なの?」

「苦手なんて生ぬるいもんじゃないね。もうさっぱり。」

「じゃ、教えたげる。」

と言って、本棚んとこから、2年の教科書を出した。

「あ、ここ教えて。」

「ここは、…」



シャーペンを持つ長い指。

それとは反対に、可愛い手。

自分より綺麗でちょっとムカつくけど、私しか触れないことになってる、ほっぺた。

キレイな目。

君の横顔がかっこよすぎる。



「、、聞いてる?」

「あ、、もう一回」


はぁ、とため息をつきながらも、

「ちゃんと聞いててね?」

と言う君の、

言葉に出来ない優しさが、

すごく好きだよ。





ピカッ、ゴロゴロ…

「キャッ!?!?」



でも、そんな中でも恐怖の時間が訪れて、



私は、耳を押さえて丸くなった。

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