テキストサイズ

残業・メモ子

第2章 失態


身支度を整え…


アパートを出る…



「………」




一人暮らし当初は…“いってきます”…とかわいい事をやっていたが…



打っても響かぬワンルーム…



次第に何も言わなくなった…


今日は…一段と冷え込む…



首に巻いたマフラーに…顔を埋める…




さぁ…頑張りますか…




私は出勤時間…約45分を…


徒歩で通勤する…




健康…のため…



いや…人間観察のために…私は歩く……



ストーリーメニュー

TOPTOPへ