残業・メモ子
第19章 過去
いつものように…教室隠れようとした時…
母の愛人と――――…
鉢合わせしてしまった…
「こんばんは…
あれ?こんな遅くに…」
『ど〜も…母に用があって…』
私は…冷や汗を流しながら…その場を立ち去ろうとした…
しかし…愛人は…私の腕を掴んだのだ…
「…理香子の…子供?だよね…中学生?」
『いえ…小学生…です』
「え〜…大人っぽいね〜…お母さんに似て…綺麗な顔…してるね…将来が…楽しみな顔だ〜…」
『…お母さん…いなしい…帰ります…』
危険だと…感じた…
男の目が……子供を見る目ではなく…
女を見る目になっていた……