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残業・メモ子

第22章 営業部×警備

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営業部の喫煙スペースは…分煙のため…仕切られている…


腰の高さまでは白い壁になり…それより上はガラスばりになっている



取引先への見積もりと資料作りで遅くなった営業部の橘(タチバナ)は、タバコを片手に喫煙スペースに入る…


入ると…自動に換気扇が作動する…


橘は…タバコに火をつけ…

暗いオフィスを眺め、首をコキコキと…ほぐす…



そこに…21:00の見回りに来た警備員の渡辺が喫煙スペースに近づく…



「…橘さん…今日は残業でしたか…」


「…おっ?健二(ケンジ)、お疲れ」



橘は、渡辺を喫煙スペースに招き入れた…



「…健二も、休憩したら?」


「橘さん…俺、まさに勤務中なんですけど…
後…/////“健二”って下の名前で呼ばないでくださいよ」



橘は、フーっと煙りを換気扇側に吐と…



「いいじゃん…今は…」


と……渡辺にキスをした…



橘は…ちゅく……っと…深くも浅くもないキスを…渡辺にし…ニヤリと笑った…


そして…また、タバコを口にくわえた…



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