残業・メモ子
第26章 営業部×会計課
営業部に…書類を渡すために…
エレベーターを使わず…非常階段から営業部に向かった…
階段から廊下に入るドアノブに手をかけた…
その時に…聞いてしまった…
習慣って怖い―――――…
こんな…修羅場さえ…
私は…メモしてしまう…
人の…しられたくない事を…
私は…メモに……してしまう…
私は……あの日の…
愛しあう二人を見ている…
何故か――――――…
涙が…溢れた
非常階段の扉の向こう側で…
私は…メモをしながら…
畠山さんの…替わりに…
泣いた――――――――…