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残業・メモ子

第37章 集合


業務を終わらせ、デスクを片付けていたら…


『…黒沢さん…朝…ありがとう。



彼も…黒沢さんみたいに…気がついてくれれば…良いんだけどね………。』



畠山さんは、微笑みながら…
後詞をごにょごにょ…と濁しなから言った…


耳がいい私は……濁したい台詞すら……聞き取ってしまった…



ああああ……高橋さん……



あなたは…こんなに愛されているのに…





『……いいえ……』





胸が……痛くて……


泣きたくなった――――…



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