残業・メモ子
第38章 溝女
あっけに取られている女性を残し…伊藤は店の中に入って行った…
私は、少し離れた場所でみていて……
言葉が…なかった…が…
入口に残された彼女に…声をかけていた!!!
『…友達辞めたら?』
『……は?…あっ…今の子?…と?って事?』
私は…頷く…
彼女は…コートを着ると、
『最初から…友達じゃないから…あんな女』
と言って……夜の街に消えて行った……
伊藤……どこまでも自己中な人間なんだ!!!
私は……初めて…他人に腹がたっていた…
私は睨むように入口を見つめる……
合コン…見届けてやる!!!
私は、扉を開き!!!中に入った…