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残業・メモ子

第43章 畠山×高橋

『バカ…バカ…

言い訳…してよ――――…

私に……縋り付いて…

別れたくないって――――――…抱きしめて…欲しかった……』





「ほ…穂波…」



高橋は…泣き出す…畠山を強く…抱きしめた…



「穂波……

噂を信じた…お前に…

一瞬…腹が立ってしまったんだ―――――――――…

元は…自分の不注意で…招いた状況だったのに―――…



ごめん…ごめん―――…」



高橋の腕は…強く…強く…畠山を抱きしめる…



その強さに……求めていた温もりと愛情を感じる畠山…



「……バカ…」


畠山の声は……高橋の胸に…吸い込まれていく―――…





『…昨日…伊藤さんの合コンには…行かなかったの?』



畠山の…泣きながらの質問に…高橋は、ヘヘヘと笑いながら…また…ギュッっと抱きしめる





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