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残業・メモ子

第45章 困笑

「何…余計な気遣いしてんだよ…」


石割は、ため息混じりにサラダをテーブルに置いた…


「石割…お前…」


藤原は…石割を見上げる…



「俺は、芽依子さんに…とっくの昔に振られてんの!!!
俺が、それでも良いから飯を食いに来て下さいって頼んだの!」



あ……そうだった…け?


忘れてた…



石割を見ると…照れたように私に笑いかけながら取り皿を置いた…


「…芽依子さんは、全く…気にしなくていいんです!!!
これは、過剰なサービスです!!!

振られた男の、仕返し優しさサービスです!!!」




顔を真っ赤にして…石割は、はにかむ…


「だから…ずるい男の戦略だと…思って……芽依子さんは、いつもの様に…ご飯食べに来て下さい」



『////石割…さん……ありがとう…』




私は…この…ふわふわした時間とか…空間とか…石割との会話とか…



気に入っていたんだと……


改めて―――…実感した…




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