残業・メモ子
第50章 笑君
「前にも、ありましたよね!」
『…申し訳ない…です…』
私は、眼鏡を受け取り…石割に礼を言った
「…俺的には、眼鏡無しの芽依子さんが好きだけど…眼鏡…大事ですか?」
『えっ//////…えっ』
石割のストレートな…発言に…
免疫のない私は…あからさまに動揺してしまった!
「あっ///ごめん…
芽依子さんっ!!!困らせるつもりは…もう、ないから!」
『いや…あ〜…ちょっと…緊張しただけだから…気にしないで…///』
私は…眼鏡を握りしめ…背の高い石割を見上げる…
「/////っ……やっぱ…
好きっす――――――…」
顔を赤くして…まっすぐな目で私を見つめて…笑う…
石割の笑顔は……純粋で……
眩しい……
私は……こんなに…淀みきった…人間なのに―――…