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残業・メモ子

第62章 面影

「ん〜…しかし…め…芽依子お嬢様は…本当に先生に似てらっしゃる…
若い頃の先生を〜…ん〜…見ているようです…

ん〜……、お美しい…ぜひ、是非!先生と一緒に…新事業の…こ…広告塔になりませんか?ん〜〜?」



筧は、オドオドしながらも…私と母を見比べ…企画を進める…



母は…こんな、ねちっこい言い方をする秘書…気持ち悪くないのだろうか…



『ホホホ…そう?似てますか?』


母は、満更でもないらしく、私に微笑む…




『…私は…普通の会計課のOLです…期待しないでください…』



私は、これ以上…母と関わる事を避けたかった…





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