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残業・メモ子

第67章 蛞蝓

『な……なんで…


何で――――――――…』



筧は…私をナメる様に見る…


「んっ…ん〜…なぜって…


愛しているからですよ――









先生を―――――――…」







はぁ…?…な…




母を…“愛している”で…



なぜ私を…こんな所へ?




頭では…質問しているのに…




声が……でない…




震えが……止まらない!!!




「先生を…愛して…愛して…愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して…いるから…
すべてを……愛さなくちゃいけないから…僕は…


娘の…芽依子お嬢様も…愛さなくちゃいけないだろ?」






狂ってる―――――――…



母を崇拝しすぎて…狂ってる…






「はぁ〜…芽依子お嬢様は…先生の若い時に似て…ホントに美しい…

僕は…先生の細胞まで…愛しているからね――――…

それに――――――――…

芽依子お嬢様の中にある…先生のDNAと…僕のDNAを融合させないと…いけないからね……


はぁ…楽しみだよ…僕のミクロの遺伝子が…先生の遺伝子と抱きあい分裂し…新たな生命となり……産まれる……ああああ…興奮しますよ…僕は―――――…」




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