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残業・メモ子

第67章 蛞蝓


しかし…震えていた体は…硬直し!!!



思うように…ダッシュができなかった!!!







「!!!………?!!!」



『キャッ!!!』




出口に向かう私に気がついた筧は!!!


腕を掴み!!!力いっぱい投げ飛ばした!!!



私の体は、備えつけのデスクに突っ込んだ!!!



『ぅっ!!!ああ!!!』



「芽依子…お嬢様……
ダメですよ……愛からは…逃げられません………ねっ?」




デスクの角が…脇腹に直撃し……く…苦しい……



はぁはぁ…と……床に…ヨダレを流し……息を整えていた私に…筧が…あたふたと近寄ってきた!!!




「あああああ…もったいない…


先生のDNAを…床に零すなんて―――――――…」




筧は…床にこぼれた…私の唾液を…指で掬い…



長い舌を出し……ベロン…


と舐めた――――――…






『いっ……いや――――!!!』




私は…床を…這うように…筧から距離を取った!!!




嫌だ!!!嫌だ…嫌だ…嫌だ…



筧は……まだ…私の唾液の着いた指を舐めている…




脇腹は…ジワジワ痛い…



筧の…すべてが…怖い…







助けて――――――――…






助けて―――――――――








藤原さん……



助けて…藤原さん……





藤原さん………





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