残業・メモ子
第13章 拒絶
「いや…いつも…クールなお客様が……ビックリしたので…」
『…気にしないでください』
影男に書いた事と同じ事言ってる…
「…気になり…ます…
好き――――――…なんで」
は―――――…?
いま…何て…
「好き…なんです。」
『何処が―――――?』
私は…石割の言葉を遮った!!!
『…話し…したことないですよね…』
「………はい…
最初は…いつも…料理を残す…事が気になって…見るようになったんです…
そのうち…ダテ眼鏡を外した…顔が…綺麗で――――」
私は!!!
髪で―――――…顔を隠した!!!
顔!!!
私は……震えた…
顔………私の…嫌いな…
顔
『……ポテト…代…払います…』
私はポケットから…1000円を出すと…
石割に渡した!!!
『……忘れてください…
もう……ここには来ません…』
私は…マフラーに顔を埋め…
歩き出した!!!
「え!!!あっ…待って!」
石割の声が…後ろからしたが…
振り返らず……
走った―――――――――――――…