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俺の幼馴染

第3章 SM掲示板

次の日の朝…土曜日の朝、俺はベッドの上でぐっすりと眠っていた。

夢の中では、昨日話した瑠夏と現実で会って会話する、というシチュエーションが繰り広げられていた。

個室で話していたのだが、何故かそこから瑠夏は消え、その部屋の扉から誰かが入ってくる。

そしてそいつはそのまま俺を押し倒した。

「ん…う。」

顔の見えないそいつは、俺の耳元に唇を寄せ、触れるか触れないかのところで、こう囁いた。


「彼方…起きねえと犯すぞ。」


耳によく響く低音ボイスで囁かれ、身体の芯まで伝わり、ぶるっと震える。

夢の中のそのシチュエーションに、Mな俺は酔いしれてしまう。

“起きないと”というワードは完全に打ち消され、“犯す”というワードにただただ俺は性的興奮を覚えた。

「おい。」

抵抗せず黙りこくっていると、そいつに話し掛けられる。

それでも俺は言葉を発そうとしなかった。

それを見たそいつは、深く息を吸い込んで…


「おい!起きろーっ!」


と耳にキーンと響く大きな声で俺を呼び起こした。


「うわっ!か、薫…おはよう。」

完全に現実に引き戻され、目を開くとそこには俺に馬乗り…というか跨っている薫がいた。

「随分と気持ち良さそうに寝てたな。早く顔洗え。」

「ちょっとな、昨日…。ごめんごめん。」

「まったく。キッチンで待ってるから。」

そう言うと薫はベッドからおり、俺の部屋から出て行った。

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