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近くて甘い

第1章 学校に行かせてっ!

本当に、

光瑠さんは、言葉が少ないから理解するのに時間が掛かる…



「そんなに足を出してどうするつもりだ、あ?」



えっ…


私は光瑠さんの視線の先を見た。



短いって…

あぁ…スカートね…



「今どきはこの長さが普通なんです!」



「知らん。とにかくそれは短すぎて、お前にまっったく似合ってない!」


「っ……」


何てデリカシーがないんだろう…


もっと言い方ってのがあるでしょっ…!


私はそんなことを思いながら、ムッと光瑠さんを見た。


まぁ、でもいいや。


今、長くして学校でまた折ればいいんだから…。


言い争うのが面倒くさくて、私は黙って折っていたスカートを元に戻した。

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