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「ごめんなさい…」


「………俺の家族に会うの、いや？」


「……そうじゃないけど…」



じゃあ…一体…



「ならなんで…」



浩平は自分で自分の声が少し冷たくなったのに気付いていた。


不穏な空気は嫌いだが、それはあんまりなんじゃないかという気持ちが勝っていつものように接することが出来ない。



「……………」



「なぁ…」




黙ったまま顔を上げない愛花に虚しさが胸一杯に広がる。



「……そりゃ、うっさいばばぁだけどさ、なんていうか…一応俺の母親だから…
愛花のこと大事だし、あってほしいっていうか…」



「っ…ごめんなさっ…」



「えっ…！？いや、ごめん…っ、言いすぎたっ…」



声をつまらせた愛花に目を見開いた浩平は慌てて愛花の肩を掴んで顔を覗き込んだ。