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「こんな予定じゃなかった…

田部さんとこうなる時には…


前もって予約をした夜景が綺麗なスウィートで…」


「あっ…副社長っ…」



するすると、要は妖艶に加奈子のスカートの中に手を滑らせていた。




「そんな姿を見せられたら…


さすがの僕も



限界だ──…」





甘く耳元で囁かれた加奈子は、あまりに官能的な要の吐息に身体を震わせた。




「だっ、だめっ…」




「──もう手遅れだ…」




っ……




おかしくなってしまう…



この人のささやき一つで…



また、この人に溺れてしまう…





「色々かっこつけて言ったけれど…


君が欲しくて…仕方がない──」




「あぁっ…」




加奈子の敏感なところを、要は捉えると、反応した加奈子の妖艶な表情に悪戯な笑みを向けていた。





そして、自身も求めるように、加奈子の唇を少々荒々しく塞いだ。





「っ……」




くちゅりくちゅりと、響き渡る水音に、加奈子は、恥ずかしさから赤面していた。