近くて甘い
第61章 近くて甘い
「あっ…今蹴りました!」
「本当か…っ」
真希の言葉にみんながぞろぞろと駆け寄る…
「本当だ!」
幸せが満ちる瞬間…。
夕日と共に部屋を温める。
望の呟きをきいて顔を見合わせた真希と光瑠は、微笑み合った。
そして優しく真希の額に口付けた光瑠は、真希の頬を撫でる。
「真希…」
いつものように二人だけの世界に入り込んだ二人を見て、望は呆れたように視線を外した。
「本当…いつまで経ってもイチャイチャしてるんだから…──」
「僕なんか望ちゃんが生まれる前からこれを見せ付けられているんだからね…」
「そうそう」
二人に聞こえないように、三人が話して笑う。
「元気な子が生まれそうです…──」
「あぁ…」
近付いた唇…
二人はいつものように人目を憚ること無く唇を重ねる──
「愛してる…」
「私も…愛してます…」
微笑みが有川家に満ちる───…
「本当か…っ」
真希の言葉にみんながぞろぞろと駆け寄る…
「本当だ!」
幸せが満ちる瞬間…。
夕日と共に部屋を温める。
望の呟きをきいて顔を見合わせた真希と光瑠は、微笑み合った。
そして優しく真希の額に口付けた光瑠は、真希の頬を撫でる。
「真希…」
いつものように二人だけの世界に入り込んだ二人を見て、望は呆れたように視線を外した。
「本当…いつまで経ってもイチャイチャしてるんだから…──」
「僕なんか望ちゃんが生まれる前からこれを見せ付けられているんだからね…」
「そうそう」
二人に聞こえないように、三人が話して笑う。
「元気な子が生まれそうです…──」
「あぁ…」
近付いた唇…
二人はいつものように人目を憚ること無く唇を重ねる──
「愛してる…」
「私も…愛してます…」
微笑みが有川家に満ちる───…