近くて甘い
第5章 愛猫家になろうっ!
ふわふわと徐々に魔法に掛かっていくような感覚が光瑠を襲う。
まずいまずいまずい
光瑠の中の警報がけたたましく鳴って、頭を激しく振る。
「だっ…ダメだっ…!」
「なっ!どうして!?
いいじゃないですか!こんなに広いおうちなんですからっ…!」
「そういう問題じゃ──」
「光瑠さんっ…お願いっ…」
「……っ…」
自分に跨がったまま、上目遣いで見上げる真希に光瑠の心が揺れる。
いや、
騙されるな…っ
「ちゃんと自分でお世話はしますからっ…」
「………ダメ……だ…っ」
「そんなぁ…お願いします…ひかるさん…っ」
「っ……ダ…メ……だ…」
「ね…?」
光瑠に魔法がかかる───…
そして…
勝手に…口が…
「……………わ……かっ…た…」
自分の言葉に目を輝かせた真希を見て、光瑠はすぐさま我に返って、しまった…!と息を飲んだ。
「いやっ…ちょっと待てっ…今のは──」
「ありがとうございますっ!!」
真希は光瑠の言葉を遮って、そう叫ぶと光瑠にきつく抱き付いた。
「っ……おっ、おい…!だから今のは…っ」
「光瑠さん大好きっ!」
っ…!?
まずいまずいまずい
光瑠の中の警報がけたたましく鳴って、頭を激しく振る。
「だっ…ダメだっ…!」
「なっ!どうして!?
いいじゃないですか!こんなに広いおうちなんですからっ…!」
「そういう問題じゃ──」
「光瑠さんっ…お願いっ…」
「……っ…」
自分に跨がったまま、上目遣いで見上げる真希に光瑠の心が揺れる。
いや、
騙されるな…っ
「ちゃんと自分でお世話はしますからっ…」
「………ダメ……だ…っ」
「そんなぁ…お願いします…ひかるさん…っ」
「っ……ダ…メ……だ…」
「ね…?」
光瑠に魔法がかかる───…
そして…
勝手に…口が…
「……………わ……かっ…た…」
自分の言葉に目を輝かせた真希を見て、光瑠はすぐさま我に返って、しまった…!と息を飲んだ。
「いやっ…ちょっと待てっ…今のは──」
「ありがとうございますっ!!」
真希は光瑠の言葉を遮って、そう叫ぶと光瑠にきつく抱き付いた。
「っ……おっ、おい…!だから今のは…っ」
「光瑠さん大好きっ!」
っ…!?