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近くて甘い

第8章 ふぉーりんらぶっ!

「あっ…あのっ…」



すみませんと言おうとすると、要はニヤリと笑って加奈子を見た。



「君はトマトベースのおいしい血が通ってるようだね…」



っ…
からかわれたっ…!!



「ごっ…ごめんなさい…」



加奈子が頭を下げると、要は何か箍(たが)が外れたように笑い出した。


見た目とは違う豪快な笑いに加奈子はギャップを感じながら、胸を高鳴らせていた。



「本当っ…君おもしろいねっ…どうしたらあんなにケチャップが顔につくんだっ?」



笑い泣きの涙を拭う要がセクシーで口が開いてしまう。


まさしくこれは恋だ…


さっきから胸がキュンキュンいって苦しいものっ!!



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