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近くて甘い

第1章 学校に行かせてっ!

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ツンツンしながら、
一目も見ずに学校に出掛けた真希の後ろ姿を光瑠は腕を組んでみていた。


そして、はぁ…と緩いため息をつく。


こうやって結婚するまで一年間も学校に行かせる日々が続くのか思うと、

ぐったりしてしまった。



「光瑠様、」



脇で古畑が笑いながら、光瑠に話し掛ける。



「ん」



消えかかる真希の後ろ姿。


やはりあのスカートは短すぎる…っ




「あまり、束縛が過ぎますと嫌われてしまいますよ。」


「っ!!」


古畑の言葉に光瑠は目を見開いた。

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