近くて甘い
第12章 お願いの仕方 ~真希~
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見事説得に成功した私は、浮かれながら光瑠さんに抱き付いていると、クルンッと身体を反転させられ、身動きが取れなくなった。
「『ね…?』はやめろと言っただろうが…」
「えっ…」
「本当にお前は卑怯だな…」
覆い被さってきた光瑠さんは、少し諦めたように呟きながら私の唇を優しく塞いだ。
「……………人の弱味に漬け込みやがって……覚悟はできているんだろうな」
絡まる舌の動きに、少しだけ笑いが交じる。
カーテンから光が洩れる…
お土産何にしようかな…
そんなことを考えながら、キスに応える。
たまに洩れる
ちゅっという深いリップ音と…
吐息と…
二人の…ふふっという笑い声が
胸を温かくする…。
光瑠さんが唇を首筋に滑らせると、チクッと小さな痛みがした。
「痛っ…何してるんですかっ…」
びっくりして問い掛けても光瑠さんは動きを止めずに至るところに吸い付いてきた。
この感覚は…っ
そしてすぐに、この前キスマークを付けられた時のことを思い出した。
「やっ…やめてくださいっ…!そんなとこみんなに見えちゃうっ…」
「見えるからここにしてる」
「そんなっ…なんでっ…」
見事説得に成功した私は、浮かれながら光瑠さんに抱き付いていると、クルンッと身体を反転させられ、身動きが取れなくなった。
「『ね…?』はやめろと言っただろうが…」
「えっ…」
「本当にお前は卑怯だな…」
覆い被さってきた光瑠さんは、少し諦めたように呟きながら私の唇を優しく塞いだ。
「……………人の弱味に漬け込みやがって……覚悟はできているんだろうな」
絡まる舌の動きに、少しだけ笑いが交じる。
カーテンから光が洩れる…
お土産何にしようかな…
そんなことを考えながら、キスに応える。
たまに洩れる
ちゅっという深いリップ音と…
吐息と…
二人の…ふふっという笑い声が
胸を温かくする…。
光瑠さんが唇を首筋に滑らせると、チクッと小さな痛みがした。
「痛っ…何してるんですかっ…」
びっくりして問い掛けても光瑠さんは動きを止めずに至るところに吸い付いてきた。
この感覚は…っ
そしてすぐに、この前キスマークを付けられた時のことを思い出した。
「やっ…やめてくださいっ…!そんなとこみんなに見えちゃうっ…」
「見えるからここにしてる」
「そんなっ…なんでっ…」