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「遅いっ…連絡しろと言っただろうがっ…ったく…」


スマホを見ながらぶつぶつと呟き出した光瑠を酒田は怪訝そうにみた。



よく分からないが絶対に真希さん絡みだ…っ


全く…これから４日もこんな調子でいられたら終わる仕事も終わらないっ…


ゴールデンウィーク返上で仕事をしているというのに、それは困る…


ガクッと肩を落とす酒田。


まだ、

真希が有川邸を出発してからまだ３時間あまり。



４日も本当に堪えられるのか…



もちろん、答えは決まっている。


そして酒田はこれから大いに光瑠の行動に振り回される事をしらない。


光瑠の行動の速さ・大胆さは──…


天性のものなのだ。



誰にも止めることは出来ないのである。