近くて甘い
第17章 社長夫人は高校生っ!
「真希様っ…夜ご主人様にどうやって言い訳するんですかっ⁉︎ 」
八ヶ岳に着いてから、多分光瑠さんに男の子もいることがバレてしまったことを愛花ちゃんに言ったら、愛花ちゃんも私と同じように顔を真っ青にした。
「いい言い訳が浮かばなくて…どうしたらいいと思う?」
「もう正直に、知らなかったっておっしゃったらいかがですか?」
うん…やっぱそれがいいよね…
だって、本当に今朝まで知らなかったんだもの…
「けど…きっと、何を言っても、とてつもなく怒られるかと…」
「やっぱり?私もそう思う…」
2人でこの世の終わりのような気分になりながら、溜め息をつく。
「まぁ、吉岡くんが、真希様に近付かないよう私が頑張ります!」
ぐっと拳を握って気合を入れる愛花を眺めた。
「そんなに吉岡くんにターゲット絞らなくても…」
あっ…
また言いながらハッとした私は、にっこりしながら愛花ちゃんを眺めると、愛花ちゃんは何故か呆れたような顔をした。
「真希様!真希様は勘違いしてます!」
「えっ?何を?」
「私が好きなのは、吉岡くんではありませんからっ!」
えっ…?
そうなのっ…?
「もうっ!真希様ったら本当に鈍いんですからっ!」
「やだっ!鈍いだなんて…ちょっと間違えちゃっただけじゃん!」
あまりの言いようにちょっと拗ねていると、愛花が、ポツリと、本当にかわいそうです…と呟いた。
八ヶ岳に着いてから、多分光瑠さんに男の子もいることがバレてしまったことを愛花ちゃんに言ったら、愛花ちゃんも私と同じように顔を真っ青にした。
「いい言い訳が浮かばなくて…どうしたらいいと思う?」
「もう正直に、知らなかったっておっしゃったらいかがですか?」
うん…やっぱそれがいいよね…
だって、本当に今朝まで知らなかったんだもの…
「けど…きっと、何を言っても、とてつもなく怒られるかと…」
「やっぱり?私もそう思う…」
2人でこの世の終わりのような気分になりながら、溜め息をつく。
「まぁ、吉岡くんが、真希様に近付かないよう私が頑張ります!」
ぐっと拳を握って気合を入れる愛花を眺めた。
「そんなに吉岡くんにターゲット絞らなくても…」
あっ…
また言いながらハッとした私は、にっこりしながら愛花ちゃんを眺めると、愛花ちゃんは何故か呆れたような顔をした。
「真希様!真希様は勘違いしてます!」
「えっ?何を?」
「私が好きなのは、吉岡くんではありませんからっ!」
えっ…?
そうなのっ…?
「もうっ!真希様ったら本当に鈍いんですからっ!」
「やだっ!鈍いだなんて…ちょっと間違えちゃっただけじゃん!」
あまりの言いようにちょっと拗ねていると、愛花が、ポツリと、本当にかわいそうです…と呟いた。