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二人でエプロンを付け終わると、すぐにゆかりさんのところへ行った。


「二人とも、今回は本当にありがとね？」


ゆかりさんは本当に穏やかな人で、見ていてとても和む。


少しだけ、お母さんに似ていて安心するのだ。



「いえ、お役に立てるか分かりませんが…」



そういうと、ゆかりさんは、簡単にその仕事内容を説明してくれた。


毎年経験のある梨子は、奥に入って食べ物を作るらしい。


吉岡くんも厨房の手伝い、

私と愛花ちゃんと亮くんは、フロアで注文を取ったり、料理を運んだりする。


隼人は、お客さんがいなくなったあと、テーブルを拭く係を任命されていたけど、本当の仕事はお店のマスコットのようなものだ。