近くて甘い
第17章 社長夫人は高校生っ!
要さんまでなんでここにっ!?
パニック状態の中で、光瑠さんと要さんは変わらず話し続けていた。
「邪魔をするなっ!」
「社長、あなたはご自分の立場というものが分かっていない…」
「あぁ!? 」
「こんなところでそんなどうしようもないやつを殴って傷害罪で逮捕なんて事になったらどうするおつもりですか?」
あまりに冷静な要さんに、光瑠さんは、ギリっと奥歯を噛んだ。
「ここはもう僕に任せて下さい、ほら。」
再びにっこりと笑った要さんは、脇の方を見て誰かに目配せをした。
その視線の先には、ぐったりとしながら、額に手を当てる酒田さんの姿があった。
「さっ、酒田さんまで!?」
酒田さんは、やれやれと言った顔をすると、近くに寄って来て光瑠さんの方を見た。
「社長、ここは関根さんに穏便に解決してもらいましょう…」
そう酒田さんが言った途端、またバンっと大きな音を立てて、要さんがお客さんの襟元を掴んで壁に追いやっていた。
パニック状態の中で、光瑠さんと要さんは変わらず話し続けていた。
「邪魔をするなっ!」
「社長、あなたはご自分の立場というものが分かっていない…」
「あぁ!? 」
「こんなところでそんなどうしようもないやつを殴って傷害罪で逮捕なんて事になったらどうするおつもりですか?」
あまりに冷静な要さんに、光瑠さんは、ギリっと奥歯を噛んだ。
「ここはもう僕に任せて下さい、ほら。」
再びにっこりと笑った要さんは、脇の方を見て誰かに目配せをした。
その視線の先には、ぐったりとしながら、額に手を当てる酒田さんの姿があった。
「さっ、酒田さんまで!?」
酒田さんは、やれやれと言った顔をすると、近くに寄って来て光瑠さんの方を見た。
「社長、ここは関根さんに穏便に解決してもらいましょう…」
そう酒田さんが言った途端、またバンっと大きな音を立てて、要さんがお客さんの襟元を掴んで壁に追いやっていた。