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近くて甘い

第2章 JK復活!

サバサバとした性格の梨子は、私が泣きそうなのを見て、自転車を降りながら、ケラケラと笑った。



「おっ…おはようございます…!」


「あ、おはよう!えっと…確か、愛花ちゃん…だったよね?」



愛花ちゃんは少し緊張した面持ちで梨子を見て、コクンと頷いた。


丁度1週間ほど前、
学校に行っていなかった間どんなことがあったのかと、春から何をするのかを聞きたくて、私は愛花ちゃんと一緒に梨子と会った。


だから、二人はすでにもう知り合いだ。



「タメ口でいいって言ってるのに中々抜けないねー」



梨子はそう言いながら、またケラケラと笑っていた。

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