近くて甘い
第17章 社長夫人は高校生っ!
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じっと光瑠さんを見つめて問いただすけれど、光瑠さんは慌てるだけで、一向に口を割らない。
何かある───
女の直感というやつを頼りに私はしゃがみこんで隼人を見た。
「ねぇ、隼人?カードって何の話?」
困った顔をした隼人は両手を口に当てた。
「お姉ちゃんに言えないことなの?」
少し強めにいうと、隼人はコクンと頷いた。
ムッとしながら、私は光瑠さんを見上げた。
中々口を割らない隼人を見て、微かに安堵した顔を見せたのを私は見逃さなかった。
「どうして教えてくれないの?」
「………………」
「ねぇ、隼人?話せないなら、話せない理由を教えて?」
渋々両手を下ろした隼人は、光瑠さんの足を掴んだ。
「だってね、ひかるがお姉ちゃんに言っちゃダメって────」
「おっ…おいっ!隼人!!」
やっぱり!
「何を…何を言っちゃダメって光瑠さんは言ったの?」
「ダメだ隼人!言ったらカードは買ってやらんからなっ!」
そう言ったあとで、光瑠さんはハッとして私を見た。
じっと光瑠さんを見つめて問いただすけれど、光瑠さんは慌てるだけで、一向に口を割らない。
何かある───
女の直感というやつを頼りに私はしゃがみこんで隼人を見た。
「ねぇ、隼人?カードって何の話?」
困った顔をした隼人は両手を口に当てた。
「お姉ちゃんに言えないことなの?」
少し強めにいうと、隼人はコクンと頷いた。
ムッとしながら、私は光瑠さんを見上げた。
中々口を割らない隼人を見て、微かに安堵した顔を見せたのを私は見逃さなかった。
「どうして教えてくれないの?」
「………………」
「ねぇ、隼人?話せないなら、話せない理由を教えて?」
渋々両手を下ろした隼人は、光瑠さんの足を掴んだ。
「だってね、ひかるがお姉ちゃんに言っちゃダメって────」
「おっ…おいっ!隼人!!」
やっぱり!
「何を…何を言っちゃダメって光瑠さんは言ったの?」
「ダメだ隼人!言ったらカードは買ってやらんからなっ!」
そう言ったあとで、光瑠さんはハッとして私を見た。