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近くて甘い

第21章 チョコレートは魅惑の味…

社長くらいの人なら、愛人だの何だの、身体だけの相手ならいくらでもいるかもしれない。


あの学生のその一人…?


そう思う事で気を鎮めさせようとするが……


二人の唇が情熱的に重なる。
吐息を漏らしながら…熱く…



「明日は早い…だから…」


「……だから?」


「思いっきり抱いてやる」


「っ…もぉっ!」



愛人であれなんであれ、
彼女が光瑠から愛されているのは一目瞭然…



許せない…
あの女が一体どこのどいつなのっ…!


零れたお茶が、不吉に床に広がっていった────


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