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近くて甘い

第2章 JK復活!

「良かったじゃん、浩平っ」



亮はからかうようにして肘で浩平を小突いた。



だが、言葉は返さない。
いや、返せないでいた。



友だちに囲まれ、ニコニコと優しげな笑みを返す真希の姿を眺め、それを現のものだと認識するのに精一杯である。



「ウケるっ…!」



そんな浩平の様子を見ながら、亮はお腹を抱えて笑っていた。



「あー亮ー?」



そこに、梨子がやって来て話し掛けた。



「おぅっ、なに?」



梨子と同じ色の明るい髪を亮はいじった。根元が少し黒くなり始めている。



「今日のお昼の約束真希もいてい?」



梨子の言葉に、いーよと亮が返す。



この2人は、もう2年付き合っている安定カップルだ。


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