テキストサイズ

近くて甘い

第3章 淡い恋

あっけない失恋が情けなくて、何も出来なかった一年間を浩平は悔やんだ。


再びサッカーに打ち込んで…


何人か告白してくる子もやはりいたが、真希に対して感じた胸のときめきはなく、中途半端な気持ちで付き合いたくないと思った浩平は断り続けていた。



せめて想いを伝えられていたらまた違ったのかもしれないが、やはり、自分が本当に真希が好きだとしっかり自覚したの遅すぎた。



だが未練たらたらなのも男としてだらしがない…



そんなことを思い始め、気持ちを改めようとした春、突然彼女は舞い戻ってきたのである。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ