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近くて甘い

第4章 ファミレスと意地悪王子

始業式を無事に終わらせたところで今日は午前で学校が終わるとその時初めて聞かされた私は、梨子にお昼に誘われ狼狽えていた。



「えっ…でも亮くんもいるんでしょ?私たち邪魔じゃない!?」


「へーき、へーき。それに浩平も来るって言ってたしさ。」



梨子はそういいながら、帰る支度をしていた。



浩平……


聞いたことあるけど…


誰だったっけ…



懸命に記憶を呼び起こす。



「ほら、サッカー部キャプテン」



私の心の声が聞こえたのか、梨子がそう返事をした。


「あぁっ…!」



すぐにスポーツ刈りの少し日に焼けた顔を私は思い出した。


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