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近くて甘い

第4章 ファミレスと意地悪王子

「何こそこそ話してるわけー」



梨子に背中をツンツンとされ、私はハッとした。



「ご、ごめんっ!」


「ほら、行くよー、いつものファミレスでい?」



ファミレス…!!

懐かしいっ!!



「いいよ!ていうか、そこがいい!」



少し勢いよくそう言った私を梨子はまた怪訝そうに見ると、ふっと笑って、歩き出した。



「亮ー!浩平ー!先いくよー!」



教室の後ろの方を見ながら、そう梨子がそう声を掛けると待ってー!と懐かしい声がした。



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