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近くて甘い

第38章 花の都は恋の街

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「きゃっ…」



やっと着いた空港で、私はたくさんの人に身体をぶつけられていた。



みんな背が高くて、異国の言葉を話している…



早く使いの人を探さなくちゃっ…




一人で心細い中、もう少しで光瑠さんに会えると思うと、足が微かに軽くなるのを感じた。





何から話そうっ…





飛行機の中で考えるのはそればかり。




うまく考えがまとまらないまま、飛行機は気が付いたら着陸していた。







「あっ!藤木 真希様ですね!」






やっと聞こえてきた日本語にホッと安心して、そちらの方を見た。





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