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近くて甘い

第38章 花の都は恋の街



驚いて顔を上げた愛花は、あまりの至近距離にバッとまた顔を下ろした。



今っ…かわいいって言ったっ…?


それって何がっ…?


私っ…じゃないよねっ…





「あっ…ええっと…あのっそのっ…」



「もうこれで大丈夫っ!」




慌ててメジャーを離したと同時に身体を離した愛花の腕を浩平は何故かとっさに掴んだ。




「っ…何…?」




「メっメイド服っ…似合ってるっ…」



「っ……あり…がとう…」




また別の焦れったい二人を見ながら、梨子と亮は楽しそうに笑っていた───…

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